ちょうど1年程前に、息子の発達障害のことを書いておりました。
現在6歳ですが、改めて読み返してみると…今も去年も困り事の内容はほとんど変わっていないなぁと気付きました😅
・マイペース
・空気が読めない
・たいてい自分の世界に没入
・声をかけても返事をしない
・何度声をかけても支度を進めない
さらに最近の傾向としては
・マイペースさはさらに強く、協調性ない(園での活動に支障も…)
・「今準備すれば間に合うよ」と何百回言っても動かないくせに残り時間が少なくなると不機嫌になる、を毎日繰り返している
・ネガティブ発言(どうせぼくのことなんてきらいなんでしょ!ぼくなんてしねばいいんだ!等)
・尖ったものを怖がる(えんぴつ、箸、歯ブラシまで…)
・湯船を怖がる(ある日突然顔をつけて勝手に鼻に水が入ってトラウマに)
・眠かったり機嫌が悪いと妹に八つ当たり
・怒られた鬱憤を大人の見えないところで発散(怒った顔をしながら文句を言ったり叫んだり)
来年から小学生だというのに、自分の力で自分のこと(出かける支度とか)もできないなんて、流石に不安です…
2歳の妹の方が声掛けすれば1回で返事もするし、「そろそろご飯だからiPad閉じてね」と言えばすぐ閉じてくれるし(切り替え上手すぎる!普通はこうなの?)
その比較もあって、「なんでこんなこともできないの???」という気持ちが日々募り、日々爆発。
息子が扱いにくくて、育てにくくて、短気な私にはとても育てられる気がしない。
「もうママ、○○(息子)のママやめたいわ!」と本人に面と向かって言い放ってしまったこともありました。
そんな最中、先日保育園で発表会がありました。
直前の年中さんもとてもよく頑張っていたけれど、年長さんクラスはさすがです。もじもじした子はおらず、みんな大きな声で堂々としていました。貫禄あるねぇ。
うちの子はというと、ステージ上ではそれはもう満面の笑み。
セリフなしで一人で走り回る演技があったのですが、その笑顔だけで観客から笑いを誘っていました。
村人の役だったのですが、村人どうしで喧嘩をするシーンすら笑顔でした。笑
ストーリーが終わったあとの最後の役紹介のときには、ステージ上から舞台袖にいる先生たちにウインクを飛ばし、これまた観客の笑いを誘っていました。
なぜ私と夫の間にこのような陽キャが生まれたのかが謎ですが、「うちの息子は人々を惹きつける何かをもっている」と感じました。。
また、今日の舞台の中で「きみイロ」という歌の合唱があったのですが、この歌の歌詞がめちゃくちゃいいんですよ…
Eテレ「おかあさんといっしょ」で聴いたことがあるので元々知ってはいたのですが、この日息子たちが歌っているのを聴いて改めて胸に刺さりました。
イロイロ とりどりのイロ
みんながイロイロな イロもって
あんなイロ こんなイロ どんなイロ
たったひとつ きみイロ
ひとりひとりは イロちがい
きみだけのイロをさがすんだ
7つよりそいあえば
きらきらのにじ
―――きみイロ/えだまめンズ
息子には困った特性もたくさんあるけれど、
人を魅了したり、集中してクリエイティブなことをしたり、人とは違う面白い目線をもっていたり、磨けば光るような素敵な特性もあるんですよね。
まさに、「あんなイロ こんなイロ」。
そうだ、あれもこれも、彼の「イロ」なんだ…と、改めて歌詞を聴いてなんだか腑に落ちたというか、気付かされたというか、涙が出てしまいました。
(でも一緒に観覧していた下の子が暴れ始めていたのであまり感傷に浸ることはできなかった)
発達のクリニックに行っても、児童発達支援の施設に通っても、私が怒っても、息子はそう簡単に変わってくれる訳ではないし、悪いところが治る訳でもない。
まずは私自身の考え方やスタンスを変えなくては。
そう思ったら、なんだかようやく息子への向き合い方が少し分かってきたような気がしたんです。本当に今更なんですけどね。やっとスタートラインに立てたのかなぁという気持ちです。
これからも情報収集したり、時には発信したり、ちょっとずつ前に進んでいこうと思いました。
前向きに考えられるようになったのも「きみイロ」のお陰。ありがとう、きみイロ!
↑発表会の日、初雪が降りました。